jpg NEO Sense of Horse Life Barbaroの8ヶ月に渡る闘病がもたらしたもの (1)

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Barbaroの8ヶ月に渡る闘病がもたらしたもの (1)

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Barbaro-barn-in-Fair-Hill-May10-2006
Photo by Yahoo ! Sports



8ヶ月に渡るBarbaroの闘病生活の終焉を迎えた29日から少しずつ日が過ぎていきます。
私のこのブログにも多くの方が訪問され、コメント残してくださいました。
ありがとうございます。

そして、そういった様々なご意見や感想の中から、どうしてもまとめてお話したいことがあります。

それは、

「 Barbaro のこの8ヶ月間は、果たして価値あるものだったか? 」

という疑問に対する私の答えと考えについてです。

"Was it worth ?"

29日の会見で、主治医であるDr.Richardsonに向けられた記者団の質問に、
彼はきっぱりとこう答えました。

" He had many happy days."


"People face tough odds every day, and sometimes we can't beat them. But Barbaro has been a testimony not only to a great horse but to what we look for in everyday life -- the ability to face up to the challenge.

「 私たち人間は、日々困難に直面します。 
 そして、人はそれらの困難に打ち勝つことができないこともあります。
 Barbaroは、私たちが日常生活の中で模索しているもの
 --挑戦する力--
 を、身をもって示してくれたのでした。」
   ピムリコ競馬場代表兼メリーランドジョッキークラブ最高責任者Lou Raffetto氏の弁


ニュースソース:
 "Richardson: Barbaro 'had many happy days"
Barbaro's injury highlighted problems, medical advances




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こういった、Barbaroの8ヶ月間は価値あるものだったと評価する一方で、
結局苦しんだ末、安楽死になるのであれば、骨折してすぐにそうしておけばよかったのではないか、
と考える人もいます。

確かに、Barbaroを治療することは経済的にも、馬自身の肉体的にも
大変なリスクを冒すことであるため、
動物愛護団体など動物の権利を主張する人々の中には、無謀なリスクを抱える闘病をさせるよりは、骨折後すぐさま安楽死させるべきであった。 
いやそれ以上に、競馬そのものを止めるべきであると極論的に主張する人もいます。

しかし、私は、やはり彼を救うために努力したこの8ヶ月間は、
決して無駄ではなかったと確信しています。

オーナーであるJackson夫妻ももちろん、少しでもBarbaroが痛みに苦しみだしたら、
すぐさま治療を止めて安楽死させるように望んでいましたし、
主治医Dr.Ricardsonも、同じ考えのもとで治療にあたっていました。

馬の骨折の治癒が成功しない大きな壁は、”蹄葉炎”であることは、
当然考慮に入れており、蹄葉炎を併発させないために、様々な保護器具の装着、
そして何より最も恐れる「 激痛 」対処法については、
あらゆる可能性を持って最善の方法を施していました。
ペインコントロール=激痛緩和剤の処方です。
幸い、Barbaroのペインコントロールは、骨折手術後から功を奏し、
術後すぐに普通に馬房に歩いて戻ってこれるほどでしたし、
何より、7月の左後脚の蹄葉炎発症の際、蹄の80%以上を切除したあとも、
Barbaroは、痛みを感じることなく元気に過ごしていました。
( 生爪を80%以上はがしている状態を想像してみてください、
おそらく人間にとっても耐え難い激痛です。
繊細な馬の場合は、もっと大変な痛みであることは想像以上だろうと思います。)

つまり、大事なことは、
Barbaroは、あの死の直前の一夜までは、痛みを(ほとんど>感じることなく元気に生活を続けていたことなのです。
無理に痛みをこらえていた訳ではないのです。
むしろ、初めて耐えられない痛みのために横になって一睡もできなかった
Barbaroをみて、
すぐに安楽死を決定した、というほどの迅速な決断だったとも思えるのです。
ですから、
私は、彼の過ごした8ヶ月間は、この点においても決して可哀想な思いをさせたということはなかったと理解しています。
事故後すぐに安楽死しないで、可能性に挑戦して行った日々は、
決して決して、無駄ではなかったといえるのです。


Lou Raffetto氏はこうも語っています。


"We hope some of these issues will continue to be studied and advanced."
"From the moment Barbaro stayed on his feet after shattering his right rear leg early in the May 20 Preakness, he was an odds beater."
"If he had been put down that day when he was injured at Pimlico," Raffetto said, "his struggle and what he showed us, so many different times, about overcoming the odds would never have happened. "


我々は、これらの問題( 重篤な骨折をした馬を完治させるための)研究が、
今後も続いていくことを希望します。
Barbaroが、5月20日のプリークネスSレース中の事故から助かる可能性は大変絶望的なものでした。
しかし、もしその時点で、あきらめてしまって安楽死処置を選択していたら、
Barbaroの生きる(や獣医師団の処置の)努力によって、その絶望的であった不可能を可能にしていく過程を我々に見せてくれることもなく
( 何も得ることもなく )終わってしまっていたでしょう。
彼(ら)は、その治療に取り組んでいくことにより驚異的な回復を見せてくれました。
それらは、私たちの多くのことを示唆してくたのです。


「 私たち人間は、自分たちの抱えている困難にくじけず立ち向かう勇気を
頑張るBarbaroからもらっていたのでしょう。」

毎日、アメリカ国内はもとより遠くヨーロッパやオーストラリアからも花束の注文を受けていた
New Bolton Center近くのフラワーショップのオーナーの言葉です。


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