jpg NEO Sense of Horse Life 凱旋門賞回顧 ~ディープインパクトは空を飛ばなかった~

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凱旋門賞回顧 ~ディープインパクトは空を飛ばなかった~

20061003003538.jpg
凱旋門賞 2006
写真提供: JRA



さて、日本の至宝、ディープインパクトが参戦したフランス、ロンシャン競馬場で行われた凱旋門賞から
一日が過ぎました。
日本から現地に赴いて応援した人、国内各ウィンズや競馬場で応援していた人、
TVの前に釘付けになって応援していた人。。。
多くの日本人の期待を背負って、ロンシャンの芝2400mを駆け抜けていった
ディープインパクトに、
今は、本当にお疲れ様でしたと言いたいです。

初めて、TVの映像に映し出される世界の頂点を極める歴史の壁の厚さを実感した観戦になりましたね。
夢に見たフランスの権威あるレースの気品。
珍しく晴れ渡った青空と緑の芝を誘導馬の後で、一番に歩くディープインパクトには、パドックから本馬場入場まで
本当に落ち着いた逞しさをかもし出していて、

”もしや、本当に彼は世界の頂点に立ってしまうのかもしれない。。。”

と、思ったものです。

しかし、結果は、3歳牡馬と6歳牝馬に差し切られての3着。
強いだけでは勝てないと言われる、そこに何か秘められた厚くて深い
魔力が潜んでいるのでは、と痛感したレース結果になってしまいました。

枠入りも、一番最後に入るように配慮をしてもらい、さあいよいよスタート!
このスタートがとてもよかったのです。
ディープは、あまりスタートが上手ではない馬。
なのにうまくすっと出ることが出来た。。。
それで、ディープが行く気になったと思われるけれど、それ以上に
緩みのない淡々としているペースで、スピード競馬に慣れている日本調教馬にとっては、馬なりでも前に行ってしまう感じです。
これは、レース後の池江調教師も語っていた通りです。

「 展開がスローになると読んでいましたので、思ったとおり前で競馬ができましたね。」

単勝1.1倍の一番人気。

何処となく、陣営も日本のファン達もどこか過信をしている所はなかっただろうか・・・
そういう,微かなずれのようなものが重なって
あのディープインパクトの直線の不発につながったのではないか。。。
と、そう思えてくる・・・

ディープは、最後のコーナーを回ってからフォルスストレートを過ぎ、
最後の533mにわたる直線では、いつものディープの走りはぜんぜん見られませんでした。
内に入ったままで、ラスト300mまでは一度は先頭に立ったように見えましたが、
芝に書かれていた200m、100m、そして50mの白いラインを超える頃にはものすごい伸び脚でやってきた3歳負担重量56Kgのレイルリンク、そして58Kgの6歳牝馬プライドに抜き去られてしまいました・・・

ディープインパクトの特徴である、最後の直線を空を飛ぶように馬体を低くしてギアをトップに入れて、走るあの素晴らしいフォームは、
ついに見る事は出来ませんでした。

ディープインパクトは、空を飛ばなかった。。。
いや、飛べなかったのです。

ゴール50mでは、一度は並んだレイルリンクを抜き返したのだけれど、最後の最後の攻防で、この1、2着に来た馬達とは、ぜんぜん脚色が悪かった。。。止まったようにも見えます。
ストライドの回転が速いのだけれど、前に進んでいかない。。。
なんだか、ディープがとても小さく見えてしまったのは、気のせいだったのでしょうか。。。

8月9日に日本を旅立ち、約60日に及ぶフランスでの滞在調教。
毎日、順調すぎるくらい順調で完璧とも言われていた調整を経て、
この大一番のレースに臨んだディープインパクト陣営。

宝塚記念から4ヶ月空いたぶっつけのレース。
負担重量の斤量差。

事前に、私たちが懸念していたものがやはり彼にこの走りをさせてしまったのか・・・


頑張ったディープにご苦労様といってあげたいけれど、
正直な所、本当に残念だった。

11戦10勝、負けたあの昨年の有馬記念レースのときも、
何か同じような空気が流れていたような気がする・・・
武騎手の気負いや緊張感。
飛ばなかったディープを見るのは本当につらい。

無事に帰国して、
そしてまた、新たな挑戦に向っていってください。
是非もう一度、国際G1の舞台で戦って欲しいですね。

関係者の皆様
本当にお疲れ様でした。
これからのディープインパクトに、また期待しています!

これがディープインパクトではありませんよね。
父、サンデーサイレンスの最高傑作と言われるディープインパクト。
もしかしたら、欧州の芝ではなく、父の故郷であるアメリカのG1参戦っていうプランも期待しつつ。。。

素晴らしいレースを見させてくれて本当にありがとう! ディープ!!


凱旋門賞〈THE PRIX DE L'ARC DE TRIOMPHE〉レース結果

10月1日(日) ロンシャン競馬場 2,400m(芝) 3歳以上 牡・牝
17:35(日本時間24:35)発走 天候:晴 馬場状態:良
賞金総額:2,000,000ユーロ 1着賞金:1,142,800ユーロ

着順 馬番 ゲート番 馬  名 (アルファベット) 性 齢 重量 調教師 騎 手 タイム・着差
1 5 4 レイルリンク RAIL LINK 牡 3 56.0 A.ファーブル S.パスキエ 2:31.70
2 4 5 プライド PRIDE 牝 6 58.0 A.ドゥロワイエデュプレ C.ルメール クビ
3 1 2 ディープインパクト DEEP IMPACT 牡 4 59.5 池江 泰郎 武 豊 1/2
4 2 1 ハリケーンラン HURRICANE RUN 牡 4 59.5 A.ファーブル K.ファロン 2 1/2
5 8 3 ベストネーム BEST NAME 牡 3 56.0 R.コレ O.ペリエ 2
6 7 7 アイリッシュウェルズ IRISH WELLS 牡 3 56.0 F.ロオー D.ブフ 短クビ
7 6 8 シックスティーズアイコン SIXTIES ICON 牡 3 56.0 J.ノスィーダ L.デットーリ 4
8 3 6 シロッコ SHIROCCO 牡 5 59.5 A.ファーブル C.スミヨン 1 1/2

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01:38 | 海外競馬関連 | comments (8) | trackbacks (3) | page top↑
衝撃! ディープインパクトが引退 | top | 3歳の有利

コメント

#
ディープ・・・残念です。
ですが、これがひとつの壁なんでしょうね(漠然と)。
斤量、馬場、展開といろいろ敗因はあるんでしょうが、私個人としては彼の内面の部分だと思います。
私はしろうとですがパドックでディープは一回り大きく見えました。
だけどしきりに耳を動かしてたり(耳をしぼる?耳が後ろ向き)、
異様にボロが多かったような(某スポーツ紙にも書いてありましたが)、尻尾を上げてボロしそうでしないとか・・・。
いつもの他を威圧するような迫力が私は感じられなかった。
斤量、馬場、展開とこれらを克服してこそ最強馬です。
日本ではディープはそうでした。
でも今回はそんな事よりも彼の内面の部分と私は感じます。
Jacarandaさんがおっしゃる様に有馬の雰囲気がどことなくありましたもんねぇ。
みな、そんなことが見えなくなるくらい期待が大きかったんでしょうね。
仕方がありません。
金子オーナー、BC行きましょうよ!!
by: ばるくん | 2006/10/03 08:51 | URL [編集] | page top↑
#
ばるくんさん、おはようございます。

ディープインパクト、無事日本に戻ってきましたね。
疲れもない様子で、良かったです。
そうなんですよね。レース前にTVで固唾を呑んで現れるディープの姿を待っていましたが、パドックに出てきた彼は、本当に大きく逞しく映りました。 
それでも、(後で、報道されていましたね。)ボロがやわらかくて、やたらに回数が多かったとか。。。
そうですか・・耳まで絞っていたんですね。 やはり緊張していたのでしょうか。
いざ、走り出したディープの中に、何かリズムの狂うものが忍び込んでいたのでしょうか。。。
やはり、宝塚(日本)のレースから、一たたきヨーロッパでレースを使っていれば、もっと違った展開になっていたかもしれないとも思えます。
陣営に過信はなかったでしょうか。 凱旋門賞、それまでの歴史のデータは、正しかったということですね。 国内のレースのデータなんかより、遥かに揺るぎのない事実を突きつけられた感じがします。

また次回、世界一になったデイープインパクトを見せて欲しいです。 
”世界の3位”のSS種牡馬なんて!
ハーツクライは、1着ですよ!!
そうそう!
BC、行って欲しいですよね~~!

さあて、次はJCかな・・?
とにかく、国際競争にどんどん出走しなくちゃ!
by: Jacaranda | 2006/10/05 07:06 | URL [編集] | page top↑
#
こんばんわ。

ようやくディープショックから立ち直りつつある今日このごろです(´д`; ディープについては拙ブログに大体書きましたが、まあ、馬はよく頑張ってくれたんじゃないかと思います(^_^;

あと、パドックでディープが緊張し出したのは、観衆の中に大声を出したり、フラッシュを焚きまくったり、ラジカセでファンファーレを流した輩(日本のファンです)がいたのも一因みたいですよ。ユタカ騎手が馬上から「シーッ」とやっていたのはこのせいだったみたいです。はっきり言って、そいつらぶっ飛ばしたい気分です(爆) もしかしたら、それが敗因の全て...なのかもしれないじゃないですか? 昔、パドックでフラッシュを浴びたエアグルーヴがパニックに陥って惨敗したって話もありましたし....。馬が一生懸命頑張っているのに、あまりにも情けない話だと思います(-_-;  
by: DD | 2006/10/05 23:10 | URL [編集] | page top↑
#
DDさん、おはようございます。
ちょっと、今日は息子の学校の運動会で忙しくて、また改めてレスつけます。
ディープの記事読ませていただきましたよ~~!
by: Jacaranda | 2006/10/07 07:58 | URL [編集] | page top↑
#
おっと、奇遇ですね!
ウチも本日、息子の保育園の運動会です(爆)
これから応援に出掛けま~す(^_^;
by: DD | 2006/10/07 08:41 | URL [編集] | page top↑
#
DDさん、こんばんは!
昨日は、とてもいい天気になりまして、絶好の運動会日和でした。
夜は、夜でお月見としゃれ込んで、
いい一日になりました。
そちらもきっと良いお天気でしたでしょうね。 パパさんもお疲れ様でした。

改めまして・・・
凱旋門賞のディープの敗因ですが。。
パドックの様子が、細かく分析すると、やはり心無い日本人ファンのマナーの悪さが大いに、彼のメンタル面に影響したのでしょうか・・・?
それにしても、今どき、パドックでフラッシュをたく人、日本の競馬場ではお目にかからないんですけれどね。。。
にわかファン達なんでしょうか・・・?

いずれにしろ、ディープの敗因は、これらを含めても、複合され田茂のだと思います。
ぶっつけのヨーロッパのレース参戦というのも、考えてみれば無謀だったともいえますし。。。
とにかく、ディープには必ず、また国際G1に参戦して、リベンジは勝って欲しいです。
国際舞台、これで終わって欲しくないです。
by: Jacaranda | 2006/10/08 23:44 | URL [編集] | page top↑
#kuukyo_gb@yahoo.co.jp
おはようございます。
こちらも運動会はとてもいい天気になりました。ただ、風がメチャクチャ強くて、競技に使う道具(ハリボテ)はバシバシ倒れるわ、カメラのレンズには細かい砂粒がビシビシ飛んでくるわ、シートの上は落ち葉だらけになるわ...でちょっと厳しい面もありましたね(´д`;

ディープについては、もちろん再挑戦してもらいたいですが、レース中の故障のことを考えるともうビビってしまって...(-_-; なんか昨日もメジロドーベルの娘メジロアレグレットが亡くなったみたいですし。無事なうちに...という気持ちが強いのもまた本音です。
by: DD | 2006/10/09 06:36 | URL [編集] | page top↑
#
DDさん、こんにちは。
レス遅くなりました。
土曜日は、東京地方も実は、すごい風でしたよ。
お昼のお弁当に砂が入ってきて困りました。
さてさて!
しかし!
なんと衝撃的なニュースが入ってきました。
ディープが、今年限りで引退すると言うのですよ!
でも、DDさんが、ご心配されている点を恐らく金子オーナーが考慮された結果かもしれませんね。
今年のローテは、秋・天は当然パスして欲しいですし、とりあえず日本の国際レースJCでの活躍、そして有馬で有終の美を飾る。。。
というシナリオが妥当かなあって思いますけれど。。。
私個人としては、なんとも残念で消化不良に陥りそうです。
by: Jacaranda | 2006/10/11 16:08 | URL [編集] | page top↑

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