jpg NEO Sense of Horse Life Barbaro に蹄葉炎が発症

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Barbaro に蹄葉炎が発症

believe-in-barbaro.jpg
快復を信じて!
Photo by NBC10.com

13日午前9時半のペンシルベニア大学 New Bolton Centerで
行われた、Barbaroの主治医であるDr.ディーン・リチャードソンの
共同記者会見の模様です。
今週になって、Barbaroの容態が急変し、もう彼は助からないのではないか、危篤状態ではないかと言う憶測が流れているために、
このような緊急記者会見が開かれたといいます。

Dr.リチャードソンは、
「 彼は大変元気です。 
  血液検査も正常ですし、体温も平熱で食欲もあります。
  ですから、我々は絶対にあきらめず、希望を持って治療に専念します。」
と言った。

しかし、実は、Barbaroは、
骨折した右後肢のほうは順調に快復してきているのではあるが、
最も恐れていた正常である左後肢の蹄葉炎を発症していたのである。


「 Barbaroは、現在非常に重大な蹄疾病( 蹄葉炎 )のために、緊迫した状態にあります。 
この24時間以内が、一つのヤマ場です。
彼が、左脚に体重をかけないそぶりを見せたりし始めれば、それはもうだめだ ( 治癒の見込みはない )ということになります。」

水曜日、Barbaroは、馬の左後肢蹄壁の( フレグモーネによる壊死の部分 )80パーセントを切除した。
Dr.リチャードソンの言葉によると、Barbaro の現在の状態は、
「 Poor 」。
大変、シリアスで、予断を許さない状況だ。
ただ、
「 馬が苦しんでいない限り、我々は彼を救おうと最善を施すつもりです。
  とにかく、我々は、彼を快適にしておくことができれば、
  それは努力の価値があると思っています。」

現在、Barbaroは、疼痛緩和のための薬物治療を行っている。

手術後最初の6週は比較的スムーズに快復に向っており、
将来牧場に戻って生活をしたり、もしかすると種牡馬生活もできるようになるのではないかというような希望も持っていた。
しかし、
先週になって、Barbaroの状態は、急変してしまった。
3つの外科的処置を施され、4回のギブス交換が行われた。
また、さらに左後部蹄の80パーセントを削除し、蹄壁再生を試みている。

この蹄葉炎の程度について、Dr.リチャードソンは、ありのままに説明している。
「 蹄葉炎は、今まで私が見てきた中で一番重篤です。 非常に悪い。
  ( オーナーである )ジャクソン一家とは、常に話し合いをしていて、
彼らは、とにかくBarbaroが苦痛を伴わず、常に快適に過ごせること、
それのみを強く希望している。
痛めた右後肢をかばって、平衡を保たなければならないので、
左後肢の蹄葉炎が発症してしまった。
過去には、セクレタリアト( 1973年の三冠馬 )が1989年に蹄葉炎により安楽死させられている。
蹄壁を切り取る理由は、壊死により蹄壁が骨と繋がっていない状態であるため、蹄組織を新生させるために取った方法である。
切除した蹄が治癒するためには数ヶ月を要する。 
また完治するには、6ヶ月かかるだろう。」
とのこと。

「 我々が行っている治療法は、通常は行われてはいないが、
  前例がないわけではない。 
  したがって我々は、彼に対して可能な限りの方法を取って行く。 」

今Barbaroは、突発的な動作を防ぐためと、左右に体重を自由に負荷できるように、吊起帯が取り付けられている。
しかし、あくまでも彼が快適に過ごせるようにするためであって、四六時中吊られているわけではない。 治療に当たっては、常に馬が快適であるように努めているそうだ。

疼痛緩和のための薬物投与など、まだまだ集中治療下に置かれているBarbaro。
今の所、食欲も旺盛で、元気だとのこと。
ヤマは、この24時間だ。
とにかく、どうか蹄の痛みが現れませんように。。。

そして再生および無事な快復を切に願います。
頑張れ! バルバロ!
君が、これまで戦ってきたレースのように、この病気にも果敢に戦っていけると信じているよ!


ニュースソース :
Doctors Say Barbaro Has Catastrophic Injury 
by NBC10.com
Derby Winner Barbaro in Fight for Life 
by baltimoresun.com
" Updates on Barbaro's Condition "
by Penn Veterinary Medicine

Barbaro-miracle.jpg

なんだか、元気がなさそうに見える・・・
頑張れ、頑張れ!


Dr.Dean Richardson の誇り高きコメント

We as veterinarians, our goal is to try to save animals whenever possible, as long as they're not going through inappropriate levels of discomfort. That's my job. So I don't think that it's anything more than that.

我々は、獣医師として、その治療のゴールは、常に可能な限り彼らを苦しめないで、動物を生存させてやろうとすることです、
それが私の仕事です。
したがって、私の仕事は、それ以上の何ものでもないと思います。

素晴らしい言葉だ。
私が臨床の世界に足を踏み入れる時、肝に銘じる言葉だ。
心にとどめておこう。


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10:51 | Barbaro関連 | comments (6) | trackbacks (1) | page top↑
Barbaro の容態( 14日現在 ) | top | Barbaroの治癒経過  = 第2報 =

コメント

#
Jacaranda さん、
ドクターリチャードソンの言葉、私も書きたいと思ったのですが、ここにすでにあったので、やめておきます。

ラジオで、24時間以内に決断が下されるとかバルバロが食べたり飲んだり普通に生活できる間は様子を見るとかやや異なる情報が流れました。今は当事者は口を閉ざし、まわりが憶測している状態ではないかと思います。

すべては、ドクターの判断に任されているようですね。

どうなっても、バルバロを苦しみから解放するための決断だと思います。
by: ウィンドキャット | 2006/07/14 15:29 | URL [編集] | page top↑
#
今朝も例のページをみたら
コメントがなくて心配していたのですが
やっぱりそうでしたか。
正直、最初は“ずいんぶんと強い馬がでてきたなあ”ぐらいの
関心でバルバロをみていました。
でも骨折して治療するバルバロの目を見たときにすっかりやられました(笑)。
自分も少なからず馬に関与する仕事をしていますのでこういう例は過去何度もみてきました。
ここまで追いかけたのも何かの縁だと思うし。
なんかショックでうまくいえませんが・・・。
とのかく頑張れ!頑張れ!バルバロくん。
君が牧場に帰れる日が来ることを切に切に願います。
by: ばるくん | 2006/07/14 15:31 | URL [編集] | page top↑
#
 USAのある馬獣医師のコメントです。「たいへん悲しい。しかし、Dr.Richardsonが素晴らしい仕事をしてきたこと、そしてDr.Richardsonが私達の仕事を表現してくれたことを誇りに思っていることを知って欲しい。」
 
 遅ればせながら、私のブログにリンクさせていただきました。

 HPの上品さと競馬ブログの熱さのギャップがとても興味深いです。
by: hig | 2006/07/14 21:48 | URL [編集] | page top↑
#
◇ウインドキャットさんへ
Dr.リチャードソンの言葉。。。
ずしりと胸に響きました。

>バルバロの13日現在の様子は、Dr.リチャードソンが会見で語ったように、平熱で、食欲もあり、元気だということでしょう。
問題は、今後、80%も削除してしまった蹄が、空気に触れていることによる感染の心配と一番気になっている、バルバロが感じる疼痛が、どこまで押さえられるかにかかっていると思います。
彼が、少しでも痛みをこらえることが出来ずに、左脚を上げてしまうそぶりを見せると、体重負荷のアンバランスを招いて、痛めている右脚に負担がかかってしまいます。
これほどまでのシリアスな状態であるとは、本当に驚きとともに、残念でなりません。 キャストに覆われていたので、見落としていたんでしょうか。。。
日一日とそのコンディションが変化しているので、もうDr,の判断にゆだねるしかありません。。。

by: Jacaranda | 2006/07/15 00:02 | URL [編集] | page top↑
#
◇ ばるくんさんへ
6月上旬の発表の時点では、とてもよい方向に快復していると思っていたんです。 それで、ちょっと気になってペンシルベニア大のサイトを覗いていたんですけれど・・・
やはり、恐れていた蹄葉炎、発症してしまいましたね。 馬の骨折治療に、大きな壁として立ちはだかる問題ですが、こんなにシリアスな状況だとは、もう残念です。
バルバロのことは、私も、ディープインパクトのような強い馬なんだなあって、海の向こうの存在でした。 それが、やっぱりこのアクシデントで、いろいろ情報や写真を集めていくうちに、
ものすごく魅かれるようになりましたよ。 特に。痛みに耐えて、前向きに治療に専念している賢い性格であるとか人間を信頼している姿とか・・・
まだまだ3歳です。 彼の未来はまだまだ無限に広がっているはずです。頑張って欲しいです。
by: Jacaranda | 2006/07/15 00:11 | URL [編集] | page top↑
#
◇higさんへ

USAのVet.のコメント、
「 本当に悲しい。 」の部分、特に胸にこたえますね。
あれほど快復してきていた矢先に、このような蹄葉炎という最悪のコンディションを迎えてしまい、無念です。
しかし、まだDr.リチャードソンの手腕を信じて、バルバロの快復をただただ祈っていきたいと思います。

Dr.リチャードソンの会見での言葉。
「 That's my job. So I don't think that it's anything more than that.」
ずしりと重い言葉です。

TBとリンクありがとうございました。
私のほうにも、リンクさせていただきました。
こちらのブログは、ただただ好きな競走馬たちを追いかけている
その感動を文章にしているだけです。
ここには、専門家としての自分はあまり出していないような、一ファンになってしまって。。。(汗)
恐縮です。

higさんの記事からは、馬の臨床について、いろいろ学ばせていただいております。
また、どうぞいらしてください。
by: Jacaranda | 2006/07/15 00:22 | URL [編集] | page top↑

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 Barbaroのその後は、順調とは行かないようだ。 http://www.us
2006/07/14 (Fri) 21:30 | 馬医者修行日記
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