jpg NEO Sense of Horse Life 2009年05月

夢はまだあきらめない - ディアジーナのオークス参戦記 -

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ディアジーナ 返し馬    オークス2009



桜花賞前の2月のクイーンC、そしてオークストライアル、フローラSを快勝して
ここ一番のオークスに、万全の体制で出走したマックイーンの残した秘蔵っ子、
ディアジーナ。
父そっくりの芦毛の馬体が、レース直前になって日が差し込むパドックに輝く。

桜花賞トライアル、フラワーC 2着後、牝馬クラシック一冠目の桜花賞をスキップして
追い切りも言うことないというほどの自信にあふれる陣営の言葉に
そしてなにより、生産牧場の南部さん御夫妻の話を聞いて
ひそかに期待をしていた、否、一着でゴール板を駆け抜ける結果を願っていた。
もちろん、一頭際立って強いブエナビスタがいたが、
それでも、ブエナにとっては初めての東京遠征、しかも2400mと、
少々不安材料もささやかれていて
ディアジーナにも勝算ありと内田騎手も自信ありげだった。

マックイーンの残した残り少ない産駒のうち、牡馬のホクトスルタンの次に
父の跡をたどる牝馬クラシック候補の筆頭だ。


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パドックの応援垂れ幕



パドックのディアジーナは、実に堂々と落ち着いている。
もちろん、素晴らしい出来の圧倒的一番人気ブエナビスタがいるが、
彼女も負けてはいない。
入れ込みもせず、馬体重も、+2kgという発表で調整の順調さをもの語っているようだった。





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パドックでのディアジーナは、おっとりご機嫌よさそうに歩いている








今日は、早めに場内に入り、じっくり観戦できる場所を確保して、本馬場入場を待つ。
馬場はもうすっかり良に回復している。
雨上がりに芝生の緑が鮮やかだ。





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落ち着いて、本馬場に入るディアジーナと内田騎手






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ワイドサファイアの放馬に
”何ごと??”とばかりに、後ろを振り返る内田騎手





16番のワイドサファイアが、本馬場に入ったとたん、鞍上の岩田騎手を振り落として
走り出してしまった。
そんなアクシデントにも動じることなく、キャンターにすんなりおろしていく。

( いいぞいいぞ! )


と思うものの、どこかおとなし過ぎる気もするが。。。
どうもブエナビスタの気迫のようなどっしり感が伝わってこないのがちょっと不安がよぎる。


” 切れる脚 ”のない彼女は、先行して押し切る安定感が持ち味。 

絶好のスタートで、早くも先頭をうかがう勢い。
しかし、すぐに逃げ宣言をしていたヴィーヴァヴォドカがハナに立つ。
ディアジーナは、2,3番手を追走。
終始一定のペースを保ったまま4コーナーを回り、さあここから彼女の真骨頂だ。
ブエナビスタは、その時もまだ馬群の後方にいる。

直線を向いて、必死に声援を送るが・・・・
う~~~ん、、、伸びない・・・・・
やや太め残りの体で、思うようにエンジンがかからないのか。
ディアジーナの内を、桜花賞2着馬レッドディザイアがスパートして一瞬にして抜き去る。
ジーナの姿ばかりを双眼鏡で追っていた私は、
いつの間にか後ろからすごい勢いであがってきたブエナビスタに気づくのが遅れた。
場内がどよめく。

すでに先頭争いは、レッドディザイアとブエナビスタのマッチレース。
ああ。。。
ディアジーナの芦毛の馬体と白とブルーの勝負服の内田騎手の姿を探す。
3着のジュルミナル、4着に来たブロードストリートに抜かれ、
いったい何着にはいったんだろう・・・
落胆。

それでも、5着を確保。
掲示板に、のマークが点灯。

菊花賞で善戦した兄、ホクトスルタンより一つ上の着順だった。

悔しいけれど、
また秋に向かって頑張るのみ。
6月生まれのディアジーナは、まだまだ発展途上。
父、マックイーンの血が開花するのは、父や兄と同じ晩成なんだと
私は、あきらめず一生懸命応援していく。




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夢のクラシックロードは、まだ始まったばかりなのだから。

こんなふうに、ただ一頭の馬を追い掛けることができたのも久しぶりです。
記憶に残るレースを見せてくれて、本当にありがとう。

そしてお疲れ様でした!
ディアジーナ!




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栄光の第70回オークスのゼッケン8が、光り輝いてるよ!





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オ-クス回顧  - 素晴らしい追い込みで2冠達成! -

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牝馬二冠を達成したブエナビスタ




2009年のオークスは、やはりこの馬、ブエナビスタの次元の違う末脚炸裂。
先に抜け出したレッドディザイアをギリギリ、ゴール直前で差し切った凄い結果だった。

2冠を達成した。

朝から雨模様だった東京も、レースが開始する午後には薄日が差す天候に回復。
これも、雨を嫌うブエナビスタに天が味方したかとも思えるほどだった。
(実際、レース後の夕方からまた雨が降りだしたのだから。。。)


スタート後、ブエナビスタはずっと後ろから2,3頭の位置で追走のまま、
4コーナーを回ってもまだ後方。
しかし、直線向いて、馬群の外を回して、そこからの脚が凄かった。
まるで、ギアをトップスピードにチェンジしたスーパーカーのように。
みるみる前を行く馬を抜き去る、残るはただ一頭、
桜花賞で鞍上の安藤騎手が、「あの馬は強い!」と言わしめた、レッドディザイアを追う。
勢いは、断然ブエナビスタのほうがはるかに勝っていた。
上がり3ハロンは、メンバー最速の33.6!

ここのところ、「府中は、内が伸びる 」
などと言われていたのだけれど、
もうディープインパクト並みの大外一気のすさまじい切れだった。

父スペシャルウィークに似た少し面長の顔を持つブエナビスタは、
パドックから終始落ち着いていた。



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ブエナビスタ パドック


パドックでは、黄色いメンコをつけていた彼女。
パドックに入ってきた時から堂々として周回していた。
入れ込む様子はまったくない。
すでに古馬の風格が漂う。
3歳の若駒とは思えないほどのオーラを放っている。
他馬と比較しても、断然一頭抜けて見えたのは、贔屓目でもなかったのは、
レース結果が証明した。


2番人気のレッドディザイアと応援していたディアジーナの気配がそれに続くように
よく見えた。



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2着馬 レッドディザイア パドック


ゴール寸前で、ハナ差で涙を飲んだレッドディザイアだったが、
直線、満を持したようにディアジーナの内を抜け出して、そのままつっ走ってしまう勢いで
後方で仕掛けの遅れたライバル、ブエナビスタの猛追も振り切ったかのように見えたが
やはり、ブエナの豪脚の勢いが勝っていた。
現地で見ていると、写真判定が出るまでもなく、ブエナが差し切っていたのは見て取れた。

鳥肌もののゴールだった。
壮絶なマッチレース。
今年のオークスも、昨年の天皇賞・秋のウオッカ vs ダイワスカーレットと同じ位の
歴史的レースになった。


それにしても、本馬場入場後のワイドサファイアの放馬アクシデントには驚いた。
以前も福永騎手を振り落としたことがあったそうなので、今回も気をつけていたそうだが、
場内騒然、岩田騎手を振り落として、そのままなんと2周も空馬のまま疾走してしまった。
結局、馬体検査をするまでもなく、疲労で競争除外となってしまった。
結構、出来のよさそうな気配だったので、残念なことをした。
彼女がレースに出走していたらどうなっていただろう。



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すごい勢いで走っていくワイドサファイア!





終わってみれば、桜花賞1,2,3着馬がそのままオークスでも再現した形。
それにしても、
ブエナビスタは、すごい馬だ。
あのベガ、そしてスティルインラブに続く2冠牝馬に君臨。

このあと、ついに3歳牝馬にしてあの凱旋門賞にも挑むか
それとも、牝馬3冠に挑むか
どちらにしても、歴史的名馬の一頭に名を連ねる逸材であることは間違いない。
父スペシャルウィーク産駒のオークス馬はシーザリオについで二頭目。
それにしても、やはりSS系恐るべしだ。



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ブエナビスタ  素顔は可愛い女の子です






第70回 優駿牝馬(オークス)(JpnI) 結果



サラ系3歳 2400m 芝・左
牝(指定) オープン 定量
本賞金: 9700、 3900、 2400、 1500、 970万円 発走 15:40
天候:晴   芝:良



1 7 ブエナビスタ 牝3 55.0 安藤勝己 2:26.1   33.6 446 -8 松田博資 1
2 3 レッドディザイア 牝3 55.0 四位洋文 2:26.1 ハナ 34.2 484 +6 松永幹夫 2
3 14 ジェルミナル 牝3 55.0 福永祐一 2:26.6 3 34.4 462 +6 藤原英昭 4
4 13 ブロードストリート 牝3 55.0 藤田伸二 2:26.9 1 3/4 34.7 446 0 藤原英昭 6
5 8 ディアジーナ 牝3 55.0 内田博幸 2:27.1 1 1/2 35.5 486 +2 田村康仁 3
6 17 デリキットピース 牝3 55.0 柴田善臣 2:27.5 2 1/2 36.0 440 +10 鹿戸雄一 5
7 12 ダイアナバローズ 牝3 55.0 角田晃一 2:27.5 ハナ 35.8 450 -2 小笠倫弘 12
8 15 ハシッテホシーノ 牝3 55.0 松岡正海 2:27.6 クビ 35.7 442 -2 手塚貴久 7
9 5 ダノンベルベール 牝3 55.0 後藤浩輝 2:27.9 2 35.4 444 0 国枝栄 8
10 4 ヴィーヴァヴォドカ 牝3 55.0 村田一誠 2:28.0 クビ 36.7 478 -2 勢司和浩 9
11 6 フミノイマージン 牝3 55.0 太宰啓介 2:28.0 クビ 36.3 456 -6 本田優 16
12 18 サクラローズマリー 牝3 55.0 三浦皇成 2:28.1 クビ 35.8 478 0 友道康夫 11
13 9 ルージュバンブー 牝3 55.0 田中勝春 2:28.3 1 1/2 35.7 488 -4 佐藤正雄 13
14 1 マイティースルー 牝3 55.0 小野次郎 2:28.7 2 1/2 36.9 484 +4 大久保洋吉 15
15 10 ツーデイズノーチス 牝3 55.0 武豊 2:29.0 1 3/4 36.9 474 -6 斎藤誠 10
16 2 パドブレ 牝3 55.0 西田雄一郎 2:29.3 1 3/4 37.1 488 -2 相沢郁 17
17 11 イナズマアマリリス 牝3 55.0 武幸四郎 2:29.4 3/4 36.4 444 +20 松元茂樹 14
除外 16 ワイドサファイア 牝3 55.0 岩田康誠   466 -4 藤原英昭


タイム
ハロンタイム 12.4 - 11.3 - 12.3 - 12.5 - 12.5 - 12.5 - 12.6 - 12.6 - 12.6 - 11.7 - 11.1 - 12.0
上り 4F 47.4 - 3F 34.8











06:54 | レース回顧 | comments (4) | trackbacks (1) | page top↑

ディアジーナ 父の面影を背にオークスに臨む

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フローラS 2009
写真提供:netkeiba.com




いよいよ、雨の府中に向かいます。

満を持して、マックイーンの残した逸材、ディアジーナが
牝馬クラシック、オークスのレースに臨みます。

強敵桜花賞馬、ブエナビスタに立ち向かうその姿に
東京の直線を走るその姿に、涙と歓喜のエールを叫びたい。

多くのマックファンとともに、今日は私も必死に応援します。


では!
行ってきます。



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