jpg NEO Sense of Horse Life 2006年11月

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ディープインパクト、すべてを振り切ってのゴール

deepimpactJC-03.jpg



JC当日のお天気は、曇り。
おまけにレースの始まる午後からは雨マークの予報。
寒い朝。

数日前の記事で、ディープインパクトの禁止薬物裁定の記事を書いてから、
”チーム・ディープ”を取り巻く重苦しい空気が払拭できず、
JRAを通じて、発表のあった凱旋門賞失格の責任を一手にかぶってしまった形の
池江調教師のコメントの不透明な印象が、後から考えれば考えるほど、
私自身が指摘した、「 担当獣医師の責任の所在 」を言及した記事の内容が
だんだん宙に浮き始めてきたようで、いたたまれない気持ちに陥っていた
レース当日の朝。

コメントを頂いた、同じ獣医師の方の意見やさまざまなブログの主張する内容から、
池江さんの発表した、
「 吸引治療に使用したイプラトロピウムが飛散して干し草に付着した(!?)」
などというあまりにもお粗末な原因であったとは、
だんだん信じ難くなってきていて、それにはもっと深い真実が隠されていて、
それを池江さんが被った形で決着をつけようとしたのだとか。。。
いやいや・・・、やはりそういう単純な原因だったのだ、
寝藁に付着したものを本当にディープが摂取したのかも知れないし、
そういう陣営の認識の甘さがあったとしか考えられないとか。。。
そういう状況証拠の取れないものに対して、
軽々しく批判の記事を上げてしまった勇み足の自分・・・だったのでは・・・
と、あの記事をアップした後、
( 私の中では、報道として公表されている状況での原因を判断材料として、
とりあえずは説明のつく結果だったから。)
報道という世界の不透明さを考慮しないままの浅薄な内容だったのではないか・・・
コメントを頂いた方からの指摘で、自分の浅薄な考えをこのまま公開していていいのか。。。
少ない情報収集状況の中で、どうしようもない悔しさというか、
病気を管理するべき獣医師としての自分の気持ちが
ぐつぐつ噴出しそうな無念さを抱えた日々をすごしていた。

どんどんディープインパクトに対して、
「 英雄伝説 」の内部にある危うさのような危惧が渦巻いていた。

そういうまるで鈍より重たい曇り空そのものの心中だった。

だから、
府中の最後の直線を、気持ちよさそうに走り抜けていくディープに
必死に声援を送っていた。

ディープが空を飛ぶ姿は、この同じ府中を1年半前の春、
日本ダービーのレースで鳥肌が立つ思いで観ていたはずだったけれど、
この日の彼の走りには、
そういう単純な「 疑いもない強さを持った飛翔するディープインパクト 」ではない、
どこか人間のさまざまな思いを、その四肢が繰り出す2分25秒1の時間の中に、
陣営の願い、12万人の観客の思い、期待、希望、。。。
そういう一心な感情にきちんと答えを出してくるそういう、
稀有な存在感を見事に体現した一頭の、
まぎれもない21世紀の”英雄”がいたのである。

しかし、ジャパンCのディープは、
圧倒的なカリスマ的強さというあのダービーでの走りではなかった。
内をついて伸びているドリームパスポートの脚色が一向に衰えようとしない。
なかなか差し切れない直線、残り100のディープに、
楽々と抜けるという安心感は持てなかった、なぜだか判らないけれど。。。

「 抜けてほしい! 抜けてくれ~~! 」と

必死に声を出していた。
そんな、人間様(私)の思惑なぞ、どこ吹く風だった。
やっぱり、ディープは、風のように気持ちよさそうに
府中の長い直線の大外を単独飛行して、
アフリカの大草原を走るチーターのように、その小さな体で走り抜けていった。

ウイニングラン。
武騎手が、珍しいくらいに喜びをいっぱいに表して
二度三度とガッツポーズをしながら帰ってくる。

観客席から、
「 ディープ! ありがと~~!! 」
という声が掛かる。

凱旋門賞のまさかの3着、そして失格。
英雄に降りかかったさまざまな負の現象。
このまま引退してしまったら、「人間に作られたかりそめの英雄」
小さな暗黒の世界しか残されていないのではないかと
そういう渦巻くものすべてを
ディープインパクト自身がすべて払いのけてくれた。

ディープの日本ダービーのレースも歴史的なレース観戦だったけれど、
この2006年ジャパンCというレースは、未来永劫記憶に残る歴史的レースになった。
そういうレースをこの目で観られたこと、
いやその稀代の4歳のサンデーサイレンスの牡馬が勝ってくれたこと
それを府中でしっかりとこの眼に焼き付けることができたこと。

帰宅後も、すぐ記事にまとめず、
VTRに撮っていたTV中継をゆっくり見直しながら、余韻に浸っていた。

ディープらしく飛んでくれてほんとによかったなぁ・・・という気持ちに包まれていた。 
ダービーの時のような鳥肌が立つほどの感動というよりは、
「安心感」という感じか・・・
そのまま朝までソファで眠ってしまっていた...。
( 記事のアップが遅れたのはそのせい・・・)



DeepImpact04-2.jpg


「ほんとに、今日は勝ってくれてありがとう・・・」という雰囲気が
東京競馬場全体を包んでいたように感じた。



今年のJCは、いろいろ故障馬が続いていたり、JRAやらディープの取り巻く重い空気があって、
ディープインパクトが負けてしまったら・・・・・
と、落ち着かない気持ちを抱えていたけれど、
やっぱり生で観にいって本当によかったと思う。

パドック周回中も、
( もうディープインパクトが、この府中のパドックを歩くことも
これで最後なんだよなぁ。。。)
と、しっかりかみ締めるように見つめていた。
彼が回ってくると、一斉にシャッターが切られる。
( 異常にフラッシュの光が多くて,驚いたけれど・・・)

武騎手も、珍しく最後に残って、ファンサービスなのかな、
一周半くらいをゆっくりと回ってから地下道に入っていったなぁ。
ああ、いよいよ東京でのラストラン。


Deepimpact02.jpg



レース後、優勝レイをかけて凱旋周回のころには、もうディープは、落ち着いて淡々としていた。
さすがだった。



今は、
安堵の気持ちでいっぱいだ。
一緒に観戦していたブログ仲間の友人と別れて、帰りの電車で一人になったら、
東京は遅い雨が降り出してきていた。
レース中に降らなくて、今頃振り出すなんて。。。
まるで、天もディープインパクトに暖かい声援を送ってくれていたのかもしれない。。。
そう思ったら、池江さんの表彰式での涙のあとの真っ赤な眼を思い出して、
胸に迫って来るものがあって、私も目頭が熱くなった。

ディープインパクトの本当のラストラン、有馬記念では、
武騎手の言葉、
「 ディープにとって生涯最高のレース」をすると誓った。

クリスマスイブの日、やっぱり中山に行こう。
今年は絶対に入場券、確保しなくちゃと思った。

Hさん、Dさん!
やっぱり、有馬行きましょう!
行かなくちゃ、絶対後悔するよ!


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19:52 | レース回顧 | comments (2) | trackbacks (3) | page top↑

まだまだ成長途中か。。。インパーフェクト

Hakodate2saiS-2006-350.jpg
インパーフェクト 函館2歳S 2006


今日は、いよいよジャパンCの日なのです!

これから府中に行きますが、その前に昨日の京都2歳Sの回顧を簡単にしておきます。

インパーフェクト、
ほんとに、その名のとおりかな・・・Ozzzz..
”不完全”燃焼の、最後方待機の、大外回しの
上がり最速の・・・
それで。。。4着とな・・・(あぁ。。。神様)

レースVTRを見てると、いい脚で突き抜けそうな感じで、
オオっ?って、一瞬期待しましたが・・・
2000mでこの走りでは、う==ん。。。
和田竜さん! あの上がりの速さを生かしたくても、
その距離から一気は、ちょっとそりゃあ無理というものでしょう???
拙いよそれ!

逃げ切り勝ちの優勝馬、石橋守騎手騎乗のゴールドキリシマの今回は
作戦勝ち!?

なんだか、まだまだ成長途中と(思いたい)いう感じのレース振りでした。
次、どこ進むんだろう?
今度は、せっかく南関東移籍したんだから、東京か中山で走ってほしいです。

( と、言うわけで、大急ぎで準備して、出かけてきます。
府中で再び空を飛ぶ、”帰ってきた英雄ディープインパクト”を
この目でしっかり見てきます!)

では!



京都2歳S(OP)全着順

1 3 3 ゴールドキリシマ 牡2 55.0 石橋守 梅田康雄 2:03.5 470(+4) 28.7 7
2 1 1 ローズプレステージ 牡2 55.0 小牧太 橋口弘次 1.3/4 428( 0) 2.2 1
3 4 4 マルカハンニバル 牡2 55.0 福永祐一 瀬戸口勉 アタマ 466( 0) 3.7 2
4 2 2 インパーフェクト 牡2 56.0 和田竜二 河津裕昭 1.1/4 492(+6) 4.5 3
5 6 6 ミスティックベル 牡2 55.0 塚田祥雄 藤沢和雄 3/4 526(+16) 12.6 5
6 5 5 フィールドウイナー 牡2 55.0 武英智 山内研二 クビ 496(-2) 96.2 8
7 8 10 オオアタリ 牡2 55.0 四位洋文 音無秀孝 3/4 492(+10) 10.1 4
8 7 8 コンゴウリュウオー 牡2 55.0 江田照男 山内研二 5 492(-4) 15.0 6
9 8 9 ナムラコネリー 牡2 55.0 渡辺薫彦 大橋勇樹 1 456( 0) 136.5 10
10 7 7 セイザンダンサー 牡2 55.0 中舘英二 松元茂樹 アタマ 494(-6)

11:12 | 現役牡馬 | comments (4) | trackbacks (0) | page top↑

インパーフェクト、京都へ出陣!

imperfect-lavender2006-350.jpg
インパーフェクト(右) ラベンダー賞 2006
写真提供:Hokkaidokeiba.com


川崎に転厩したインパーフェクト号。
クラシックロードへの試金石のレース、
いよいよ本日、
京都2歳Sです。

鞍上は、和田竜二騎手。
芝2000m、距離伸びて、さてどんな走りを見せてくれるか・・・?
掛からないで、うまく折り合っていけるかな。。。
ライバルは、
藤沢厩舎のミスティックベル?、瀬戸口厩舎のマルカハンニバル?
橋口厩舎のローズプレステージ?

ここでの走りで、来年のクラシックが見えてくるか。。。


今日は、東京のG1 ジャパンカップダートよりこっちが気になってます。



9R 京都2歳S(OP)
2歳 ○混○特指(別定) 芝2000m 10頭発走:14:25

1 1 ローズプレステージ 牡2 55.0 小牧太 橋口弘次
2 2 インパーフェクト 牡2 56.0 和田竜二 河津裕昭
3 3 ゴールドキリシマ 牡2 55.0 石橋守 梅田康雄
4 4 マルカハンニバル 牡2 55.0 福永祐一 瀬戸口勉
5 5 フィールドウイナー 牡2 55.0 武英智 山内研二
6 6 ミスティックベル 牡2 55.0 塚田祥雄 藤沢和雄
7 7 セイザンダンサー 牡2 55.0 中舘英二 松元茂樹
7 8 コンゴウリュウオー 牡2 55.0 江田照男 山内研二
8 9 ナムラコネリー 牡2 55.0 渡辺薫彦 大橋勇樹
8 10オオアタリ 牡2 55.0 四位洋文 音無秀孝

07:52 | 現役牡馬 | comments (3) | trackbacks (0) | page top↑

ダンスインザムード、香港マイル招待受諾

dance-in-mood06.gif
ダンスインザムード 安田記念パドック 2005
鞍上はデザーモ騎手



先週マイルチャンピオンSで2着に入ったダンスインザムードですが、
正式に12月10日に香港のシャティン競馬場で行われるキャセイパシフィック香港国際諸競走への
招待を受諾しました。
これで、彼女のラストランが12月10日(日)の香港マイルのレースということになりましたね。

こうして、引退レースが決まってしまうと、もっと彼女のことを記事にまとめておけばよかったなあって・・・
日を追うごとに、く寂しい気持ちが募ってきます。

自分の思い入れの深い馬の現役時代を追って、熱く語っている
ファンサイトのようなものを立ち上げている方たちのレース記録や感想などを読むにつけ、
いまさらながらに、ダンスの戦跡をきちんとリアルタイムにまとめて行っておけばよかったかな。。。
と、無性に残念な思いに陥ります。

デビュー当時から「 これは!」と思って、ひそかに声援を送っていた馬たちが
早々と引退(シーザリオなど)したりしている中で、
これほど長く応援を続けて行けた数少ない”お気に入り”の馬でした。
そういうことを、彼女の引退を目前にして、
今頃になって、いろいろ気持ち的にジタバタしているのです。

引退後、繁殖にあがって北海道などで繋養されていれば、
またいつか逢えるさ・・・
と思えば、それほど寂しい思いもないのですけれど、
ダンスは、引退後ドイツに向かうとか、、、
とにかく日本から旅立って行ってしまう。。。

こんな気持ちは、ヒシアマゾンの時にも、つくづく感じました。
やはり、日本にいるのといないのとでは、
その引退後の様子を知る情報収集量が全然違いますよね。

現役時代に好きだった馬が引退して、その産駒たちのデビューや活躍を楽しみにするというのであれば、
これほど寂しさはないと思うのです。

時間が許す限り、
「 ダンスインザムードの引退に寄せて 」
彼女のこれまでの足跡をまとめてみようかな。。。

父サンデーサイレンス、母ダンシングキイ、全姉にダンスパートナー、全兄ダンスインザダークという超良血馬でありながら、
父譲りの燗の強い性格が災いして、4歳時は、不本意な成績が続いていたダンス嬢。
それでも、彼女の実力を信じてずっと応援していた。
そんな中での今年のヴィクトリアマイル、キャッシュコールマイル(USA)での重賞連覇。
たくさんの嬉しい感動をくれた彼女。

などと、
雨降る夜に、来るJCの枠順発表や有馬記念のファン投票(ネット)を
投稿したりしながら、
もうダンスの走る姿を生で見れなくなったという事実を
つくづくとかみ締めています。


dance-in-mood02.gif
安田記念パドックのダンスインザムード 2005
黒いメンコがオシャレ!







00:52 | 現役牝馬 | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑

ダンスインザムード、国内ラストランは2着!

MileCS2006-NIKKAN.jpg
マイルCS 2006
写真提供: nikkansports.com


雨の京都のマイルチャンピオンS(G1)。

ダンスインザムードの国内ラストランは、
残念ながら惜しくも2着という結果で、有終の美を飾ることは出来ませんでした。
ダンスインザムードは、今年5歳。
デビューから第一線で走り続けて、とうとう・・・
年内引退ということになっています。
そして、繁殖生活のために日本を旅立っていくといいます。
昨年のアドマイヤグルーヴの、サンスポ杯阪神牝馬S(G2)の
劇的な幕引きを再演出するかのように、鞍上を武豊騎手に据え、
藤沢厩舎として、今まで頑張ってきてくれた「強いダンスインザムード」の花道を作ってあげたかったところでしたが・・・

でも・・・
勝ったダイワメジャーの走りは、素晴らしかった。
素直に勝ったダイワメジャーに賛辞を送ります。
直線に向かって、2番手追走のダイワメジャーが横綱レースで
先頭に進出し、このまま突き抜けるか・・・
と思っていたら、中断後方からダンスインザムードのものすごい末脚が飛んできます。
上がりメンバー最速の34.5でもってしても、馬体をあわせてしまって
ダイワメジャーの闘争心に火をつけて、またグイっと一伸び。
残念ながら、クビ差で追撃及ばず。。。
だから、ダンスも舌を出しながらの全力を出し切ってのこの2着。
これで三戦三敗。
最後の最後まで、同期クラシック牡馬のダイワメジャーには後塵を拝してしまったわけですが、
それはそれで、2頭の一騎打ちさながらのレースは素晴らしい感動をくれました。
さわやかな結果です。

この先、ダンスインザムードの本当のラストランの舞台は、12月の香港マイル(予定)ですね。
宿敵ダイワメジャーのいない香港の地で、本当の有終の美飾ってくれることを願っています。


今年のヴィクトリアマイル初代女王に見事戴冠した時の素敵な彼女の走り、
牡馬に混じってのG1戦線での安定した成績。
2004年のゼンノロブロイの天皇賞・秋の豪脚。
ヘヴィンリーロマンスの2005年天皇賞・秋の3着。
など、実際に彼女の走りを見たレースは、2回の安田記念を含めて
6回かな・・・

彼女のG1、2勝目を飾った晴れ舞台、
今年のヴィクトリアマイルで凱旋する彼女の気品ある可愛いさったらなかったなぁ・・・


有馬記念でもう一度見たかったなあって思いますけれど、
彼女の強さは、マイルの距離。
香港での走り期待しています。

好きだった偉大な父、サンデーサイレンスの娘、
その父譲りの青鹿毛に額の白い流星のダンスインザムード。
鞍上の黄色と黒のストライプの勝負服がよく似合っていました。
気難しくて、いつもパドックでは、目を血走らせて入れ込んでいた彼女。
レースでは、せっかく直線抜け出しても、気を抜いてしまう手の掛かる気位の高いお嬢。
そんなダンスインザムードが、
わたしは大好きでした!


ダンスインザムード

父馬 サンデーサイレンス 母馬 ダンシングキイ 母父馬 Nijinsky
生年月日 2001年4月10日
性別 牝
毛色 青鹿毛
馬主 社台レースホース
生産者 社台ファーム
戦績 20戦5勝 2着4回
所属 藤沢和雄
総賞金 462,000,000円 付加賞金 35,738,000円
主な戦績
フラワーC(2004)、桜花賞(2004)1着、アメリカンオークス(2004USA)2着、
天皇賞・秋(2004)2着、マイルCS(2004)2着、
天皇賞・秋(2005)3着、マイラーズC(2006)2着、
ヴィクトリアマイル(2006)、キャッシュコール(2006USA)1着、
毎日王冠(2006)2着、マイルCS(2006)2着

dance-mood07.jpg
ヴィクトリアマイル 2006
 青い優勝レイのダンスインザムード2006





22:07 | 現役牝馬 | comments (0) | trackbacks (4) | page top↑

ディープインパクト凱旋門賞失格決定に学ぶもの

20061117235612.jpg
呼吸器治療に使う吸引器
写真提供: Sanspo.com



ディープインパクトの禁止薬物検出問題は、
凱旋門賞3着という成績の「失格 」、という処分結果をもたらしました。

フランスギャロ審査委員会は昨日16日、ディープインパクト薬物陽性反応問題の調査の結果、
同馬のレース失格、3着賞金の支払い停止、および管理する池江泰郎調教師に対して制裁金を科す裁定を下しました。

薬物摂取の経緯については、すでに報道されているとおり、
故意のものではなく、吸引治療中2度、馬が暴れたため、吸引器からチューブが外れ、薬が馬房内に飛散してしまい、寝藁等に付着し、その寝藁を交換しないまま、誤ってディープインパクトがレース直前に食べたことに起因するのだろうということです。

この治療中のディープが暴れたことによる薬の飛散、汚染した寝藁の交換をしなかったことについて、池江調教師には知らされていなかったようです。
また、スポニチ記事によると、

JRAは薬剤が付着した可能性がある敷料を放置したU 獣医師(JRA認定の栗東開業獣医 * 実名をアップすることは止めます。)に対して何らかの処分を検討している。


とのこと。
このU 獣医師は、ディープが栗東に入厩していらい、ずっとディープの健康管理を任されていたいわば、「ホームドクター」のような立場の人だそうです。
そのU 獣医師は、フランス遠征にもついて行き、滞在中の8月下旬には、

「 健康面でも、大変順調である。」との報告をしていました。

同じ獣医師として、このU 氏の治療行為についてはやはり一言物申したい。
管理責任者は、当然ながら池江調教師です。
しかし、池江さんは馬の病気の専門家ではないです。
そして、薬の取り扱い、治療方法についてもやはり担当獣医師が全面的に責任を負うものだと思います。
ましてや、フランスでのレース出走において、
禁止薬物に対する情報については、きちんと把握しておくべき責任がある立場の人間です。
問題のイプラトロピウム薬剤は、日本では馬の治療には使用されていないということではありますけれど、臨床医であれば、フランスで初めて使用するに当たっても、きちんとその薬の体内動態ならびに薬効成分の分解メカニズムは理解把握してしかるべきものだったはずです。
それが、獣医師というライセンスを持つ専門家の責務です。

イプラトロピウムは、体内に入れば24時間以内に代謝され排出されるが、空気中においては、その分解代謝は緩慢で、今回のように敷き藁等の物質に付着した状態においては、長くとどまるものである。



以上、今回のディープインパクトの禁止薬物問題について、
多くの人たちが、池江調教師の管理責任を問うていますし、裁定結果にもそれが現れていますが、
複合的な陣営の背景があることを承知で、あえて私は、U 獣医師の臨床専門家としての責任を強く問いたいと思います。
それほど、我々獣医師の立場は動物の健康管理においては、責任の重い職業であると考えているからです。

最後に、11/17付け読売新聞のコラムを引用してみたいと思います。

視点
取材中の治療、「情報公開に逆行 」

ディープインパクトの禁止薬物問題の処分が決定した。
「不注意による過失」が薬物検出の理由と結論づけられたが、
名馬に汚点を残し、ファンを失望させる結果だった。
凱旋門賞には、日本から6000人のファンが詰めかけ、
国内では深夜のテレビ中継が高視聴率を記録した。
「競馬=馬券」ではなく、日本競馬界の至宝への純粋な応援だった。
3着でもロンシャン競馬場では、拍手が鳴りやまなかった。
競馬の新しい可能性に水を差す結果となる今回の失格は残念でならない。
陣営は8月の渡仏直後から、ディープに関して厳しい取材規制を敷いた。
調教や状態は、日本中央競馬会(JRA)関係者しか取材出来ず、
直前1週間は、それもシャットアウト。
池江調教師は取材に応じたが、
「いい状態が続いている。」
「140%の仕上がり」
という内容に終始した。
実際は、治療薬を使わざるを得なかった時期があった。
競馬界で進んできた「情報公開」の点から、陣営の対応は、
それに逆行するものだったことも、一連の騒動の中で浮き彫りになった。
ただ、凱旋門賞挑戦に関しては、JRAが異例の「応援キャンペーン」を展開。
メディアも、「優勝の可能性大」と、過熱気味の報道が続いた。
大きなプレッシャーの中で治療薬を使ってしまったことが、
今回の事態を招いてしまった側面であることも否定できない。



今回のディープインパクトの凱旋門賞挑戦という努力は、こうして「失格」という事実を残すことになってしまいました。
馬にとっては、その競争生活の歴史に刻まれてしまった事実として
生涯残ってしまうものであるし、
競馬の歴史の中でもずっと残っていくのです。

彼のそういう呼吸器系が弱いという体質について、それを隠すことはないのではないかと思うのです。
屈腱炎などを起こしやすい足元が弱い馬、咽鳴りの持病を持つダイワメジャーやハーツクライのような馬、そしてたとえば、入れ込みやすい性格である馬とかと同じように、普通にその馬のウィークポイントとして表明していくことに
誰も重大な異議を唱える人はいないだろうと思うのです。
馬券を購入する人は、”当たる、当たらない”というレース前の判断材料として、重要視するのでしょうけれど、
レースはみずもの、いやどの馬にも体調不調になる時もあるでしょうから。
そんな健康面の変調をひた隠しにしなければならない状況を作っている
そういことをもう少し、考えていくべきではないでしょうか。

「勝つことに努力をする。」ことと
「レース結果」がそれに伴わない残念な結果になることは、
その馬の運です。
仕方がないではないですか。
優勝馬は、たった一頭です。 
レースに参戦した中のたった一頭にしか、その栄光の地位は得られないのですから。

レース直前に、朝夕の寒暖差の激しい9月下旬のフランスの気候を初めて経験し、
そのことで、ディープインパクトが体調を崩して、風邪を引いてしまうことなど、
人間にだって至極普通に起こり得ることですよ。
自分の身に置き換えてみましょう。
サラブレッドは繊細な動物です。 タフで、環境の変化にさほど左右されないタイプの馬もいることはいますが、
大方の馬は、ましてや初めての海外遠征。
多少の体調の不調はあって当たり前。もしレース前にあまりに体調を崩してしまい、それでも無理にレース参戦して故障をするくらいなら、
思い切って回避!くらいの心意気で向かって行ってほしかったですね。
いえ、ディープがそうだったと言うわけではありません。
ホクトベガの時も、ものすごく体調を崩して、体重が激減していたのが、雨でレースが順延して、体重が戻ってきてそのまま出場、そして
故障発生、安楽死と言う悲しい結果もありました。

メルボルンCのデルタブルース、ポップロックの優勝後、
管理する角井調教師は、香港ヴァース参戦に向けてオーストラリアにこのまま滞在し調整するということは、オーストラリアのこの時期、朝晩の気温の激しい変化による体調への影響を考慮し、いったん日本に帰国させ調整するプランを立てていたりしました。
(結果的には、その調教プランはJRAに受け入れられずに香港遠征はなくなりましたけれど。)

今後、国際競争に向かう陣営が考慮しなければならないことは、
環境の変化に伴う馬の体調への影響を考慮して、選ぶレース時期を含めての参戦スケジュール、帯同馬の必要性、飼料等の管理など、細心の注意と英断ではないでしょうか。

今回のディープインパクトの一連の騒動から学んで、
二度とこんな悲しい結果をもたらすことのないように
切に切に希望します。



一番、かわいそうなのは、馬自身であること。
忘れないでおきましょう。

ディープよ!
残された国内2戦。 思いっきり飛んでくれよね!
君の英雄伝説は永遠だよ!

Keep your dream forever !

20061118012822.jpg
凱旋門賞 2006
写真提供:Sanspo.com




01:31 | 競馬関連ニュース | comments (6) | trackbacks (0) | page top↑

ブログ過去記事少しづつ復活

pen02.jpg


FC2サーバー管理者からのお知らせ

11/17 17:00
二次バックアップを現在調査し、
保存されているものについては随時復旧を検討しております。



あまり、期待しないていたのですが。。。
今、見たら。。。
「Barbaro関連」記事が9つまで復活しています!

あともう少し・・・
お願いしますよ、FC2さん!

( って・・・、すでにバックアップ用のブログを用意し、
  barbaroの記事は、再投稿のためのラフ記事は
  書き始めていたのに。。。涙 )

01:00 | inforamation | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑

ブログ過去データの消失!?

Barbaro-Broodhorse02.jpg
Barbaro
Photo by USATODAY



昨夜遅くに、拙ブログのFC2サーバーに障害が発生しました。
それも、[Blog9]所属会員ブログのみ!!
その結果、
ほとんどの過去記事、それに伴う皆様からのTB、コメントがごっそり消えてしまいました。。。。
(うっそでしょう??? 涙)

大変残念で、ひたすらの憤りです。

FC2ブログからのお知らせ

blog9においてハードディスク障害が発生し、バックアップよりデータを復旧いたしましたが、
一部記事、コメント、トラックバックデータについては復旧が困難な状況となっております。
お客様には大変ご迷惑をおかけ致しまして誠に申し訳ございません。




特に、「 Barbaro関連(10記事) 」については、私の全精力を注いで、情報収集し書き上げたものだったので、
どっと力が抜けました。

今まで、自分の日記等の使用など、いろんなブログをレンタルして来ましたが、
サーバーダウンに伴って記事が消えた経験は、
FC2が初めてです!(怒)

以前、「 Sense of Horse Life 」の時、利用していたドリコムさんは、
いろいろ不具合があってこちらに移行してきたわけだったのに、
その時のドリコムさんは、対応が誠実でしたし、その後、記事はきちんと残っていて、今も閲覧可能ですしね・・・
これから、バックアップ用にドリコム復活させるかなぁ・・・

今後の対策としては、「 Barbaro関連記事 」については、
復旧を試みようと思っていますが、
その他のレース回顧記事等については、
申し訳ありませんが、時間的にも復元は難しいと思いますので、
消えたままになると思います。
本当に、せっかく寄せて頂いた皆様からの大切なコメントが消えてしまい、
残念で仕方ありません。

とりあえず、バックアップ用に、以前のドリコム「 Sense of Horse Life 」を利用するか、または別に新しくバックアップ用に設置するか、
または、大事な記事については、
HPのHTML ファイルに入れてアップしておくか
ちょっと検討させてください。


( 11/17 1:30a.m. 追記)

なんと・・・、海外競馬関連記事のほとんどが消えてる!
そうですよ、こないだのBC、デルタブルースのメルボルンCなんか全部
苦労して、現地の英文オリジナル情報から翻訳、まとめた記事だったのに~~~~・・・
見事に消えてますね。。。ショック!!
あぁ。。。いったいどれほどの大事な記事が無くなったんだろう。
確認するのもコワイ。




さて・・・
皆さんは、ご自身の記事について、個々にバックアップを取っていらっしゃいますか?



23:03 | inforamation | comments (4) | trackbacks (0) | page top↑

エリ女杯、その後

yamanin-sucre.jpg
ヤマニンシュクル 
ヴィクトリアマイル パドック2006


日曜のエリザベス女王杯のカワカミプリンセス降着という結果から
ずいぶん、いろいろな動きがありました。

まず、騎乗していた本田優騎手が年内引退表明をし、
その際のコメント。

「裁決委員には“俺からナンボ制裁金を取ってもらっても構わない。でも、馬は堪忍してやってくれ”って言ったんや。でも、駄目だった…」

なんとも悲痛な気持ちが迫ってきていて、やりきれない思いでした。
”馬は悪くなかった。”
ホントそのとおりかもしれないけれど・・・

それが、昨日のスポーツ紙で、

「「迷惑をかけたがカワカミプリンセスはもう牝馬同士なら負けないだろう。
来年も乗りたい気持ちはある」と現役続行へ意欲を見せた。

という引退表明否定という記事。
その時は、
カワカミプリンセスが、年内はもう休養に入って、
来年のヴィクトリアマイルで始動ということだったので、
エリ女の汚名挽回してから引退してほしかったという思いだったので、
( ああ、よかった・・・)
とほっとしていたのですが。。。

その不利を受けていたヤマニンシュクルの様子。
今日、JRAから正式発表がありました。
レース直後の診断では、「右前跛行」ということで、
栗東に帰厩してから精密検査を受けていました。


ヤマニンシュクル号の故障について (2006/11/15 )

 平成18年エリザベス女王杯(GI)に出走したヤマニンシュクル号
(牝5歳・浅見 秀一きゅう舎)は、
競走中に疾病を発症した事が判明しましたのでお知らせいたします。

病名:右前浅屈腱不全断裂 ※競走能力喪失



最悪の結果ですね・・・
ゴール後、四位騎手が下馬するほどでしたから、やはりかなりの打撃だった
ということですね。
う~~~ん。。。
ヤマニンシュクルのお父さんは、あのトウカイテイオー。
父テイオーも足元の弱い馬でしたけれど、
娘のシュクルにも、その弱いところが遺伝したのか、
クラシック戦線では、好成績を収めていたのですが、
その後、屈腱炎で1年1ヶ月にわたる長期療養後、
不屈の復活をとげ、今年3月中山牝馬S(G3)で見事優勝をつかんでいた
健気で根性の牝馬でした。

カワカミプリンセスの降着という結果も、非常に残念なものでしたが、
被害を受けたヤマニンシュクルが、ここまでの故障を受けてしまったとは・・・


本田騎手を責める人もいますけれど、
4コーナーでふらつくカワカミプリンセスにやはり左鞭を連打したこと、
それが、不運の始まりだったのか。。。
一瞬の判断でのその行為。

やはり、第3者が簡単に批判することは避けたいです。

とにかく、
ヤマニンシュクルの今後の繁殖生活に期待していこうと思います。

「 いい子を出してくださいね。
  今まで、本当にお疲れ様でした。」


ヤマニンシュクル

父馬 トウカイテイオー 母馬 ヤマニンジュエリー 母父馬 Nijinsky
生年月日 2001年4月1日
性別 牝
毛色 黒鹿毛
馬主 土井 肇
生産者 ヤマニンベン牧場
所属 浅見秀一
戦績 18戦4勝 2着3回
総賞金 262,000,000円 付加賞金 7,628,000円
主な成績
阪神ジュベナイルフィリーズ(2003)1着、桜花賞(2004)3着、秋華賞2着、
中山牝馬S(2006)1着、クィーンS(2006)2着。



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エリザベス女王杯、後味の悪い結果に

QEC2006-SANSPO.jpg
カワカミプリンセスの斜行により、立ち上がった四位騎手 
写真提供:SANSPO.com



今日のエリザベズ女王杯。
6戦無敗の女王の誕生は、幻と消えてしまいました。
3歳女王、カワカミプリンセス。
直線突き抜けてみごと1位にゴールしたのに、、、
進路妨害で12着降着という判定結果が出てしまい、
なんとも後味の悪いものになりました。

G1レースの降着と言えば、
私がすぐ思い浮かべたのが、
まさに同じ”強い”牝馬、1996年エリザベス女王杯の
女傑ヒシアマゾンの2着→7着降着レース。
そして、
メジロマックイーンの1991年天皇賞・秋1位入線→18着降着のレース。

非情ですね。。。
パトロールビデオを確かめてみましたが、
4コーナーを回ってから追い上げる際、本田騎手、内を突いてしまった。
左に走るアサヒライジングの外を回っても抜け出ることは可能だったように見える。
う~~ん。。。
ヤマニンシュクルの進路をいきなり塞ぐように右に切れて妨害し、
ヤマニンシュクルの四位騎手はちょっと手綱を引いてしまっていますから・・・
これは拙い・・・

脚色が全然違うから突き抜けることは出来たと思うので、
返す返すも残念な結果。


それに・・・
繰上げ優勝になったフサイチパンドラですが・・・
サンデーサイレンスラストクロップで、今年のクラシック制覇ならず。。。と思っていたら、
3歳牡牝馬で初めてのGI馬ということになったわけですね。
オークス(2着)、秋華賞(3着)と好走していたので、
うれしい勝利ではありますけれど。。。、
こんな形でG1制覇というのは。。。
正直、なんともすっきりしない気持ちです。

上位に来た各馬は、ともに実力馬で決まっているので、
本当に、本当に残念な思いです。

本田騎手、焦っちゃったのかな・・・
( 明日のスポーツ新聞で、本田騎手のコメント聞いてみよう。。。)


( 追記 11/13 0:50 )
レース直後に本記事をアップした後に、いろいろスポーツネット記事を読んでみました。

まず、本田騎手のコメントとレース映像を見比べて再チェックしてみました。
カワカミプリンセスは、4コーナーを回るとき、いっぱいいっぱいだったそうで、
左鞭を6発打ち続け、7発目の鞭のあと、内によれてしまい、
それが、後ろから来ていたギアチェンジし始めたヤマニンシュクルの直前に斜行、
思わず四位騎手が手綱を締めて、立ち上がるそぶりまですることになったということ。
開いた内を意識的に突いたというよりは、馬が内に寄れてしまってそのまま走ってしまったということのようですねぇ。。。
しかし、
それにしてもカワカミプリンセス、前が開いてからの脚はすごかったです。
大外から追い込んできたスイープトウショウが上り34.4の脚で3着(2着昇順)
にきているところを鑑みると、カワカミプリンセスは34.5だから・・・
思い切ってアサヒライジングとフサイチパンドラの外を回しても
届いていたかも。。。
などと、タラレバの消化不良の思いが強く残ります。。。
あ~~~・・・、なんという不運。

それにしても、マックイーンの秋天の「世紀の降着劇」のことを思い出しました。
その時も感じたことは同じでした。
4コーナーを回る時に斜行したんですが、明らかに他馬とは次元の違うスピードだったのです。
負けて強し! まさにそういう王者の走りだったのです。

今回のカワカミプリンセスも、そういう位置づけの走りでした。
TVの実況のアナウンサーが言っていた
「 カワカミプリンセス、世代交代です! 」
そう、
レースに勝って、ルールに負けたカワカミプリンセス。
その強さは充分証明しました。
これからの古馬を引っ張っていく一頭になることは間違いないでしょう。

今回は、不運な結果となりました。
今後の彼女の走りに期待しています。
負けるな! カワカミプリンセス!

ヤマニンシュクル、入線後、騎手が下馬したようですが、大事に至っていないことを切に願っています。



エリザベス女王杯全着順
G1 3歳上 ○国際 牝○指(定量) 芝2200m

1 フサイチパンドラ 牝3 54.0 福永祐一 白井寿昭 2:11.6 502(+6)
2 スイープトウショウ 牝5 56.0 池添謙一 鶴留明雄 クビ 464(+6)
3 ディアデラノビア 牝4 56.0 岩田康誠 角居勝彦 クビ 436(+2)
4 アサヒライジング 牝3 54.0 柴田善臣 古賀慎明 クビ 504( 0)
5 アドマイヤキッス 牝3 54.0 武豊 松田博資 1.3/4 460(+6)
6 ソリッドプラチナム 牝3 54.0 小牧太 田中章博 クビ 422( 0)
7 サンレイジャスパー 牝4 56.0 佐藤哲三 高橋成忠 3/4 476(+6)
8 レクレドール 牝5 56.0 藤田伸二 池江泰郎 1/2 448(+2)
9 ヤマトマリオン 牝3 54.0 幸英明 安達昭夫 1.3/4 460( 0)
10キストゥヘヴン 牝3 54.0 安藤勝己 戸田博文 クビ 432(-4)
11ヤマニンシュクル 牝5 56.0 四位洋文 浅見秀一 1/2 502(+4)
12カワカミプリンセス 牝3 54.0 本田優 西浦勝一 (1位降着) 490(-2)
13シェルズレイ 牝3 54.0 ルメール 松田国英 6 468(+2)
14ウイングレット 牝5 56.0 田中勝春 宗像義忠 1.1/4 468(-10)
15ライラプス 牝4 56.0 鮫島良太 松田国英 大差 462(+2)

14 ヤマニンメルベイユ 牝4 56.0 武幸四郎 栗田博憲 (取消 )



fusaichiP-shukasho2006.jpg
優勝馬フサイチパンドラと福永騎手
関口房朗オーナーのあいかわらずのド派手さが今日はなぜか救われる思い・・・




18:19 | レース回顧 | comments (0) | trackbacks (5) | page top↑

Barbaroのギブスがもうすぐ取れる

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ペンシルベニア大学獣医学部機関紙「Bellwether」
表紙を飾るBarbaroと主治医Dr.リチャードソン



Barbaroの近況です。

集中治療中のペンシルベニア大学ニューボルトンセンター、ジョージD. Widener病院の
治療チームによると、
骨折したBarbaroの右後脚に施されていたギブスが
来週には取れるとのことです。
11月1日、
Barbaroは右脚のギブス(fiberglass cast)部分の線写真を撮影しました。 
その診断の結果、骨折部位は、充分に治癒してきており、
来週にはギブスをはずして、そのあと、副木を添えて包帯で巻く処置に変える予定。

Barbaroは5月20日、プリークネスSのレース発走直後に事故、
そして手術から約5ヶ月半の長きに渡る闘病生活を送っていたのですが、
やっと大きく前進ですね。
あとは、左後脚の蹄葉炎による切除した蹄壁の再生を待つことになります。
あと数ヶ月ですが、ここまでの順調な快復に本当に嬉しさひとしおですね。

ニューボルトンセンターのBarbaro治療チームから、
世界中から彼の快復を願い、送られてきたメッセージ、花束などに対して、
大変感謝している旨のメッセージが載せられています。

Thank you "

治療チームのスタッフ達は、これらファンからの熱い思いに勇気づけられて、
今まで治療を続けてこれたとのこと。

スタッフの懸命なる治療に対して、こちらこそ本当に感謝しています。
Barbaroの当初の完治率は、”coin toss"=フィフティ・フィフティ”の可能性だった、
その緊迫していた状況からもうすぐギブスが取れるというニュース。

希望を捨てないで生きていこう!
という元気をもらいました。



BarbaroSmall.jpg
Kentucky Derby winner Barbaro 2006
Barbaro、この勇姿はあなた自身の誇り!

06:38 | Barbaro関連 | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑

『ばんえい競馬』の存続を求める署名のお願い

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いつもこの「 NEO Sense of Horse Life 」にいらしてくださっている
おけら街道まっしぐら」の管理人DDさんの記事など、
既に数ブログで取り上げられている、北海道の「ばんえい競馬」の存続問題について、
ご存知の方もいらっしゃると思います。

ここで、改めてその逼迫した現実を知ることとなりました。

10月21日付けの北海道新聞からの記事抜粋です。

ばんえい競馬旭川と北見撤退、存廃先送り

売り上げ減に悩むばんえい競馬の存廃問題について、市営競馬組合を組織する
旭川、帯広、岩見沢、北見の4市の市長が20日、旭川市内で協議した。
現行での4市での開催は今年度で最後とされ、
帯広と岩見沢の2市で存続する案が示されたが、最終判断は先送りされた。
廃止の可能性( *今年度で全開催廃止の可能性もあるそうです。)
を残したまま、引き続き話し合われる。




輓曳(ばんえい)競馬は、現在累積赤字が32億円、
今年度終了時には40億円に膨れ上がることが予想されているそうです。
この赤字補填の重圧は、地方財政に大きな負担をかけてしまうということで、
既に旭川、北見競馬場では、廃止決定となってしまいました。

北海道の輓曳競馬に限らず、今、各地の地方競馬の存続の危機の問題は、
押しなべて、累積赤字対策の地方財政への大きな負担問題に帰依します。

それでも、
輓曳競馬は、馬とともに歩んだ北海道の開拓、農業の歴史の証です。
「 輓曳競馬 」は明治時代、北海道の開拓農民の厳しい暮らしの中から生まれました。
その競馬の主役である重輓馬(じゅうばんば)は、北海道の厳しい自然環境の中、
開墾のために丈夫で力持ちの農用馬として生産され、
それが輓曳競馬として現在まで発展してきたのです。
世界的にも珍しい馬文化として、是非とも残すべき価値あるものではないかと思うのです。


学生時代の研修旅行で、
農水省管轄(現・独立行政法人)家畜改良センター十勝牧場で繋留している重輓馬種の
ペルシェロン種やブルトン種を実際見ました。
その巨体のわりに、愛らしい目をしていたのが印象に残っています。
また、
近くに住みながら、結局、実際の輓曳競馬を観ることなく、
北海道の地を離れてしまった今、それが心残りなことの一つになっています。

あの活気あふれる冬の輓曳競争の醍醐味。
是非、ずっと続けて欲しいと願って止みません。
行政上の問題は、私たち一般のファン達が考えるよりずっと大変なことではありましょう。
しかし、どうにかしてできる事をやってみよう!
そういう思いで、岩見沢市長宛の署名活動に参加しようと思います。

皆さんも、どうかよろしくお願いいたします。

署名用紙は、トップのバナーをクリックして、サイトに入るか、
http://carol.chu.jp/banei/
に直接入って、
「記入名簿(Wordファイル)」
をダウンロードして、A4用紙に印刷署名し、11月12日必着
郵送してください。
郵送先等、詳細はサイトをご覧になってください。


『ばんえい競馬』の存続を求める署名にご協力のお願い

岩見沢、帯広両市に判断が委ねられたばんえい競馬の存廃問題で、市内中心街の飲食店主たちが存続を求める署名活動を始めた。飲食店には競馬関係者が客として足を運ぶことも多く、なじみが深い。目標は一万人で「ばんえいは岩見沢の文化。なんとか続けてほしい」と声を上げている。




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参考書籍: 輓馬―ばんえい競馬写真集


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輓馬 (文庫) 鳴海 章 (著)
映画「 雪に願うこと 」の原作。




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参考映画: 「雪に願うこと」のDVDが11月10日発売開始されます。



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